公募・第三者割当・株主割当

ビジネス男性08
募集株式の発行方法としては3種類あります。
まず公募とは株主に引受権を与えることなく株式を募集する方法です。第三者割当は取引先などの特定の者に対して引受権を与える方法を指します。提携関係を結ぶため、自分の事業の救済を受けるため、会社支配権を確保するため等、様々な目的のためにこの方法が利用されます。この方法による場合には、株式の発行価格が既存株主との関係で大きな問題が生じます。本来、株式の募集をする場合、既存の株主の財産的利益を侵害しない限り、株式の割当を何人に対しても行ってよいという割当自由の原則があります。
しかし、会社法上、株主以外の者に対して特に有利な金額で募集をする場合には、株主総会の特別決議を要するとされています。この決議の際、なぜ有利な価額での募集を行うのかの理由が開示されなければならないとされています。
最後に、株主割当てとは株主に対して持株に応じて引受権を与えることになりますので、時価よりも低い価格で株式が発行されても、既存株主には平等に応募の機会が与えられており、既存株主に損害が生じることは特に問題とはなりません。このように、会社が株式発行により資金調達をする手段は何種類かあり、場合に応じて使い分けることになります。

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